佐々涼子「エンド・オブ・ライフ」

「2020年全国の書店員が選んだYahoo!ニュース本屋大賞」を受賞した、終末期のあり方を問いかけるノンフィクション。

在宅医療の素晴らしさが強調される中で、「狭い家の中での近すぎる人間関係の煩わしさや家族の負担を思うと肯定できない」、「自分の最期は病院がいい」と、在宅医療を手放しで称賛することができない著者が、この本を仕上げるのに何年もかかったそうです。それだけに、良いことの一点張りではない、深い内容の書籍です。その中でも、自分の意思をきちんと表示し、意思を尊重してもらえる関係性を築いておかないと、家族や周囲の「愛情」や「治って欲しいという要求」に飲み込まれてしまうというエピソードには深く肯きました。

佐々涼子(著)/2020年2月10日発売/集英社インターナショナル(1,700円+税)

――――目次――――

プロローグ
2013年 今から6年前のこと
2018年 現在
2013年 その2
2018年
2013年 その3
2013年 その4
2013年 その5
2019年
2013年 その6
2019年
2013年 その7
2014年
2019年
あとがき