タイトル | 抗がん剤治療のうそ 〜乳がんをケーススタディとして〜 |
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サブタイトル | 乳がんをケーススタディとして |
著者 | 植松稔 |
出版社 | ワニ・プラス |
ISBN | 9784847060571 |
出版年 | 2012/08/31 |
サイズ | 新書 |
価格 | 836 円 |
概要 | 抗がん剤はほんとうに患者のために使われているのか?「抗がん剤は効く人には効く」。しかし「延命効果が得られるほど効果があるのは、ごく一部の人たちだけである」。しかも「術後すぐに投与しても転移が見つかってから投与しても効果は同じだけあり、生存率も変わらない」…だから「術後、再発・転移予防のために抗がん剤を使う」という医学界の常識は、間違い、大うそなのである。データを正しく読み解けばわかることが表に出てこないで、なにも知らない患者は今も医者にミスリードされ続けている。本来不要な局面での抗がん剤の蔓延に警鐘を鳴らす。 |
目次 | 序章 過去30年間のがん治療の変遷について 第1章 抗がん剤を早期投与するメリットはない(予防的に用いても転移が進行してからでも効果は同じである;「抗がん剤は術後の転移予防に使うべき」は、うそ) 第2章 抗がん剤治療の真の実力(真の延命効果と真の再発・転移予防効果;実際に再発・転移してからの抗がん剤治療でどれだけの人が救済されているのか) 第3章 本当は薬を必要としない患者のほうが多いのになぜ抗がん剤治療が一般化してしまったのか(抗がん剤がなかった時代の成績を振り返る;ミラノの臨床試験(CMF)の重大な問題点を指摘する) 第4章 新たなる統計学の手法「IPCWM」は詐欺まがいでは? 第5章 かしこい患者になるためのヒント 終章 医療の世界もムラ社会からの脱皮を |