タイトル | 安楽死を遂げた日本人 |
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サブタイトル | |
著者 | 宮下 洋一 |
出版社 | 小学館 |
ISBN | 9784093897822 |
出版年 | 2019/06/05 |
サイズ | 単行本 |
価格 | 1760 円 |
概要 | 京都「安楽死」事件を考える上での必読書 ある日、筆者に一通のメールが届いた。 〈寝たきりになる前に自分の人生を閉じることを願います〉 送り主は、神経の難病を患う女性だった。全身の自由を奪われ、寝たきりになる前に死を遂げたいと切望する。彼女は、筆者が前作『安楽死を遂げた日本人』で取材したスイスの安楽死団体への入会を望んでいた。 実際に彼女に面会すると、こう言われた。 「死にたくても死ねない私にとって、安楽死は“お守り”のようなものです。安楽死は私に残された最後の希望の光です」 彼女は家族から愛されていた。病床にあっても読書やブログ執筆をしながら、充実した一日を過ごしていた。その姿を見聞きし、筆者は思い悩む。 〈あの笑顔とユーモア、そして知性があれば、絶望から抜け出せるのではないか〉 日本で安楽死は認められていない。日本人がそれを実現するには、スイスに向かうしかない。それにはお金も時間もかかる。四肢の自由もきかない。ハードルはあまりに高かった。しかし、彼女の強い思いは、海を越え、人々を動かしていった――。 患者、家族、そして筆者の葛藤までをありのままに描き、日本人の死生観を揺さぶる渾身ドキュメント。 |
目次 | 第一章 我が運命の支配者 第二章 孤独と歩む 第三章 幸運を祈ります 第四章 焦りと混乱 第五章 最高の別れ 第六章 家族を取り戻した男 第七章 遺灰 |