タイトルガンに生かされて
サブタイトル
著者飯島夏樹
出版社新潮社
ISBN9784104694020
出版年2005/03/20
サイズ単行本
価格1320 円
概要静かに苦しみつつ、時が訪れるのを待っていた。もう自分の頑張りもこれくらいだろう。そこで、よしっと決めた。-生きるのに時があり、死ぬのに時がある。2005年2月28日23時50分、彼は天に召された。フジテレビ系「金曜エンタテイメント」で大反響を呼んだ飯島夏樹のラストメッセージ。
目次はじめに
第一章 ぼくはガンの終末期(ターミナル)
その日まで/たったひとつの宝物/ノーコード/子どもたち/僕は、闘わない/音の魔術/乾いたパン/命の時間は誰のもの/人はいつから……
第二章 二ヶ月彼方のデッドライン
単純な質問/人生の交差点/片腕なくしたサーファーガール/くるたのしい/南の島の雨の一日/森からの脱出/手当て/オフィス・ラナイ/フルムーン/末っ子
第三章 身体中の粘膜が破裂してゆく
吐血/下血、そして緩和ケア病棟へ/決断/運命の帰還/もう、何が何だか……/いつか、終わりは来る/トヨタのミニバン一台分/タイカレーの幻/言葉の力/傷だらけのタマゴ/些細な行為が死を招く/『天国で君に逢えたら』inフジテレビ/余命宣告って何だろう?/夜明け前は一番暗い/突然のお便り、失礼いたします/従弟へ/死を覚悟した日
第四章 命の貯金
元旦の早朝、激しい痛みが/強いのと弱いの、どちらがいい?/きっと、なれる/終末期(ターミナル)患者のささやかな欲望/読めない風、読めない痛み/まったく情けない……/やっと人並み/もう健常者の考えではやっていけない/勘違い/緊急事態
あとがき
付記 飯島寛子
解説 次原悦子