タイトル枯れるように死にたい
サブタイトル「老衰死」ができないわけ
著者田中奈保美
出版社新潮社
ISBN9784103268215
出版年2010/08/31
サイズ単行本
価格1650 円
概要医療が終末期高齢者の死を先延ばししている?実情の取材を始めた著者が見たのは、鼻や胃に通した管から栄養を送られ、ただ時を過ごすお年寄りの涙だった。その矢先、96歳の姑が脳疾患で倒れ、意識不明。担当医には当然のように人工栄養を勧められるが…。「人間らしい最期」の在り方とは?人工栄養という延命治療が高齢者から自然な最期を遠ざけるー。家族と自分のためにいま、知っておきたいこと。
目次プロローグ 姑、倒れる
第1章 初めての老人福祉施設
第2章 特別養護老人ホームでの看取り
第3章 親のターミナル(終末期)と親孝行
第4章 「胃ろう」で生きるとは
姑、倒れる―その後
第5章 胃ろうを中止するのは「殺人」というけれど
第6章 ぬくもりだけでいい、生きていてほしい
第7章 リビングウィルと尊厳ある死について
エピローグ 姑の退院、そして自宅での最期