タイトル | 102歳の平穏死 |
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サブタイトル | 自宅で看取るということ |
著者 | 井上貴美子 |
出版社 | 水曜社 |
ISBN | 9784880653624 |
出版年 | 2015/06/20 |
サイズ | 単行本 |
価格 | 1540 円 |
概要 | 100歳の父と義理の娘。 骨折による入院をきっかけに、徐々に険悪になるふたりの関係。 しかし延命治療の中止と、自宅での看取りを決めたときから、再びふたりに「なかよし時間」が訪れる。 本書は高齢者のために必要な医療とは、そして自宅で看取ることの幸せについて語る体験談です。 いよいよ退院の日がきた。 私たちは父の病室を訪れた。 「お父さん、今日、退院しますよ」 父はその頃はもう生気がなくやつれた感じであったが、 今日はどうであろうかと父の顔を覗き込むと、 その目は、今までになく輝いていた。 (中略) 家に帰って落ち着いたところで、私は、聞いた。 「お父さん、家に帰ってきましたよ。どうですか」 父はひと言答えた。 「幸せだ」 (本書より) |
目次 | 第1章 100歳を超えても元気だった父の入院から転院まで 第2章 医療病棟での穏やかな父と、延命をやめる決断 第3章 自宅での看取りをすすめられて、心温まる退院へ 第4章 家に帰って来た父と、介護体制の中での平穏死 第5章 美しい祭壇での葬儀と、自宅での看取りについて 第6章 父との3カ月半を振り返ってみて |