タイトル認知症患者安楽死裁判
サブタイトル事前意思表示書か「いま」の意思か
著者盛永審一郎/ベイツ裕子
出版社丸善出版
ISBN9784621305805
出版年2020/12/26
サイズ単行本
価格2860 円
概要「温室に並べられた鉢植え植物のようには生きたくない」と言っていた認知症の女性。その女性を主治医が安楽死させ、これがオランダで安楽死法成立後、初めて医師が訴追される案件となった。女性はこうなったら自分の命を終わりにしてほしいという医師への「事前意思表示書」を書いていた。医師はこの表示書に従ったーにもかかわらず、検察はなぜ医師を訴追したのか。最高裁判所はなぜこの医師を無罪としたのか。現地取材を含め資料を丁寧に追い、オランダ安楽死法の原理を明らかにする。既刊『終末期医療を考えるために』(丸善出版)の姉妹編。
目次プロローグ
1 オランダ認知症患者安楽死裁判(安楽死審査委員会裁定;ハーグ地方裁判所判決;検察庁上訴;最高裁判所判決)
2 認知症患者安楽死裁判の批判的考察―問題の所在と展開(事前意思表示書か「いま」の意思か;死ぬ権利―ビジネスとしての安楽死・ドイツ;持続的な深いセデーション(CDS)―ソフトな安楽死・フランス)
エピローグ
3 資料