タイトル | 痴呆を生きるということ |
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サブタイトル | |
著者 | 小澤勲 |
出版社 | 岩波書店 |
ISBN | 9784004308478 |
出版年 | 2003/07/18 |
サイズ | 新書 |
価格 | 902 円 |
概要 | 痴呆を病む人たちは、どのような世界を生きているのだろうか。彼らは何を見、何を思い、どう感じ、どのような不自由を生きているのだろうか。痴呆老人の治療・ケアに二〇年以上携わってきた著者が、従来ほとんど論じられてこなかった痴呆老人の精神病理に光をあて、その心的世界に分け入り、彼らの心に添った治療・ケアの道を探る。 |
目次 | はじめに 第一章 痴呆を病む、痴呆を生きる 1 病としての痴呆 2 生き方としての痴呆 第二章 痴呆を生きる姿 1 痴呆はどのような経過をたどるのか 2 私小説にみる痴呆老人の世界──耕治人を読む (1) 『天井から降る哀しい音』──初期痴呆の世界 (2) 『どんなご縁で』──中期痴呆の世界 (3) 『そうかもしれない』──重度痴呆の世界 第三章 痴呆を生きるこころのありか 1 痴呆老人からみた世界 2 初期痴呆──未来への不安 3 中期痴呆──過去への執着 4 重度痴呆──今・ここに 第四章 痴呆を生きる不自由 1 アルツハイマー病者の著作から 2 痴呆を抱えて暮らす困難 3 妄想の成り立ち 第五章 痴呆のケア 1 前提と基本視点 2 周辺症状のケア──もの盗られ妄想を例に 3 個別ケアを超えて 終 章 生命の海 おわりに |