タイトル刑法における生命の保護3訂版
サブタイトル脳死・尊厳死・臓器移植・胎児の傷害
著者斉藤誠二
出版社多賀出版
ISBN9784811528915
出版年1992/10/31
サイズ単行本
価格7700 円
概要
目次第1部 刑法における「死」の概念
Ⅰ 問題の所在
Ⅱ 刑法における「死」の概念についての学説
§1 刑法における「死」の概念についての学説
〔1〕わが国における「死」の概念についての学説
〔2〕いくつかり外国における「死」の概念についての学説・立法の展開
§2 わたくしたちの立場-「脳死説」の展開
〔Ⅰ〕脳死説の展開-わたくしたちの立場
〔Ⅱ〕脳死説をみとめる実益-脳死と臓器移植との関係
〔Ⅲ〕脳死説に対する批判についての疑問
Ⅲ 脳死説をめぐるいくつかの問題
〔Ⅰ〕脳死説の内容
〔Ⅱ〕脳死の意味・脳死説と総合判断説(三微候説)の関係
第2部 臓器移植
Ⅰ 問題の所在
〔1〕臓器移植の問題-問題の所在
〔2〕臓器委嘱の種類と状況
Ⅱ レシピエント(受容者)の側面における刑法上の問題
〔1〕学説のスケッチ
〔2〕治療行為としての臓器の移植
Ⅲ ドナー(提供者)の側面における刑法上の問題
〔1〕生きているドナー(生体であるドナー)の側面における刑法上の問題
〔2〕死んでいるドナー(生体であるドナー)の側面における刑法上の問題
第3部 いわゆる尊厳死
Ⅰ 問題の所在
Ⅱ 生命維持装置の取り外しをめぐる2つの問題
Ⅲ 西ドイツの学説のスケッチ
Ⅳ わが国の学説のスケッチ
第4部 胎児の傷害と傷害罪
Ⅰ「胎児の生涯と傷害罪」の問題
〔Ⅰ〕問題の所在
〔Ⅱ〕西ドイツの学説・判例
〔Ⅲ〕現行法の解釈
〔Ⅳ〕おわりに-立法論的な問題
Ⅱ 「胎児の傷害」の問題と胎児性水俣病の事件についての判決
〔Ⅰ〕はじめに
〔Ⅱ〕肯定説の根拠とその検討
〔Ⅲ〕過失致死罪と規範の保護目的
Ⅲ 「胎児の傷害と傷害罪」についての再論 -最高裁判所の決定に接して-
〔Ⅰ〕はじめに
〔Ⅱ〕これまでの学説のスケッチ
〔Ⅲ〕わたくしたちの立場
〔Ⅳ〕最近の最高裁判所の決定
〔Ⅳ〕おわりに
※〔脳死とそせぅき移植のついての再論〕
〔1〕はじめに
〔Ⅱ〕1987年のスウェーデンの「人と死の判定の基準についての法律」と「移植法の改定」
〔Ⅲ〕脳死と臓器移植をめぐる多少の問題
〔Ⅳ〕おわりに
**〔脳死と臓器移植についてのデンマークのあたらしい立法〕
〔Ⅰ〕はじめに
〔Ⅱ〕デンマークのあたらしい脳死立法
〔Ⅲ〕おわりに
***〔脳死と臓器移植について(補論)〕
〔Ⅰ〕はじめに
〔Ⅱ〕脳死と臓器移植をめぐるいくつかの問題