タイトル植物人間の記録
サブタイトル
著者藤田真一(記者)
出版社朝日新聞出版
ISBN9784022545350
出版年1977/12/31
サイズ単行本
価格1430 円
概要
目次はじめに おむつたたみの体験

1 仲川紀子さん その生と死と
 紀子さん-六年間の眠り
 ひたすらに生かされて
 仮免許の日の事故
 意識回復は絶望的
 助かっても赤んぼのように
 家族が命の綱
 なぜ付き添いが必要なのか
 食事と食餌
 看護婦と患者の距離
 加害企業の誠意は僥倖
 病者を真に理解するには
 宗教の働きかけ
 「医者を見放した」とき
 治療ストップの日が・・・
 重荷から生きがいに
 大脳生理学の研究症例として
 カレン裁判と日米の違い
 1212日目の死
 現代の自然生・自然死
 よみがえり

2 安楽死と生命の重さ
 「植物状態患者」6項目定義
 交通事故と頭部外傷
 なぜ「植物人間」と呼ぶのか
 現代文明の皮肉
 秘かに望んだ父の死-ある医師の告白
 資産があっても
 安楽死の要件
 医辞連と日本尊厳死協会
 「自分の死」を成就するには
 水俣の千鶴さん
 ベットの上の13年間
 三池CO中毒者、その後
 明晰な意識と動かぬ体
 現代の岩窟王

3 新しい脳神経外科
 脳神経外科の高度成長
 「神の手」をもつ外科医
 回復患者の謝恩招宴
 8時間の開頭手術
 オペレーティング・シアター
 「棄てられた患者」と病院
 会津・竹田総合病院
 植物状態患者の回診
 命の限界を決められるのはだれか?
 救急患者と植物状態患者 -病院の困惑

4 社会とつながる医学へ 宮城県の試み
 植物状態患者に社会的援護を
 行政を動かした医師・家族
 在宅看護に踏み切って
 家族の手で悔いのない看護を
 みどりさんの奇蹟
 脳外科医の新世代
 生命観の変遷

 あとがき