「欧米に寝たきり老人はいない 増補版」が出版されました。日本尊厳死協会北海道支部理事の宮本礼子さんと、夫で医師の宮本顕二さんの共著です。
2015年に初版が出た際にも大きな話題となりましたが、今回はコロナ時代に死生観が揺らぐ中での高齢者終末期医療にも焦点を当てました。
 いまだに本人の立場に立つことなく延命治療が続けられる問題を解決するには、リビング・ウイル等で終末期医療に対する自分の意思を明確にするしかない、と熱く語っておられます。

タイトル欧米に寝たきり老人はいない 増補版
サブタイトルコロナ時代の高齢者終末期医療
著者宮本顕二/宮本礼子
出版社中央公論新社
ISBN9784120054013
出版年2021/02/24
サイズ単行本
価格1760 円
概要職員も受けたくないと言う「苦しみの多い終末期医療」。救急救命センターは高齢者でいっぱいのなぞ。ドッキリ!自然な看取りなのに警察が介入。欧米の高齢者医療は、苦痛の緩和とQOL向上。世界の非常識!?終末期高齢者への人工的水分・栄養補給。胃ろうで生かされるのはだれのため?「尊厳死」と「安楽死」。日本と対極にある、スウェーデンの高齢者コロナ対応。アドバンス・ケア・プランニング(ACP=人生会議)に潜む危険性…あなたが望む人生最後の医療とは?大反響を呼んだ告発の書をボリュームアップ!
目次・職員も受けたくないと言う「苦しみの多い終末期医療」
・希望しない延命が行われる五つの理由
・安らかな死を迎えた人は、経管栄養・点滴なしだった
・「人生は楽しむためにある」をモットーに(スウェーデン)
・「あなたがしてほしくないことは、私にもしないで」
・withコロナの時代に・・「尊厳死」と「安楽死」
 (目次から抜粋)