
| タイトル | 下山の思想 |
|---|---|
| サブタイトル | |
| 著者 | 五木 寛之 |
| 出版社 | 幻冬舎 |
| ISBN | 9784344982413 |
| 出版年 | 2011/12 |
| サイズ | 新書判 |
| 価格 | 本体 740 円 |
| 概要 | どんなに深い絶望からも人は起ちあがらざるを得ない。すでに半世紀も前に、海も空も大地も農薬と核に汚染され、それでも草木は根づき私たちは生きてきた。しかし、と著者はここで問う。再生の目標はどこにあるのか。再び世界の経済大国をめざす道はない。敗戦から見事に登頂を果たした今こそ、実り多き「下山」を思い描くべきではないか、と。「下山」とは諦めの行動でなく新たな山頂に登る前のプロセスだ、という鮮烈な世界観が展望なき現在に光を当てる。成長神話の呪縛を捨て、人間と国の新たな姿を示す画期的思想。 |
| 目次 | いま下山の時代に(下るという大事なプロセス;下山しながら見えるもの ほか) 下山する人々(法然とフランチェスコ;平安末期に流行した今様 ほか) いま死と病いを考える(この世で絶対的な真実;病人大国日本の憂鬱 ほか) 大震災のあとで(言葉もなく、おろおろと;下山途中の生き地獄 ほか) ノスタルジーのすすめ(「時には昔の話を」のとき;古い記憶の再生装置 ほか) |

