タイトル | 人間はなぜ自殺をするか |
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サブタイトル | 生命の尊さを知るために |
著者 | E・ステンゲル(著)/田多井吉之介(訳) |
出版社 | 講談社 |
ISBN | |
出版年 | 1974/2/25 |
サイズ | 文庫本 |
価格 | 420 円 |
概要 | 日本の実は、ここ3~4年、急にまたふえだした。三島由紀夫、川端康成氏等々、知名人の自殺が連続したせいだろうか、世界保険機構の報告によれば、世界的にも自殺および自殺未遂は増加の傾向にあるという。この憂うべき現象の原因は何なのだろうか。人命軽視の風潮が浸透したせいだろうか。あるいは物不足、物価高などの生活苦が善とに生きる望みを失わせるのだろうか。国際自殺予防学会会長をつとめたステンゲル教授は、それらの疑問を答えると同時に、「人間はなぜ自殺するのか」という根本命題に切り込んでいく。 |
目次 | 訳者はしがき プロローグ 第Ⅰ部 自殺 統計からみた自殺 自殺行為について 自殺の動機と原因 自殺と精神異常 自殺に対する社会の態度 第Ⅱ部 自殺未遂 行動形式としての自殺未遂とその定義 統計からみた自殺未遂 自殺未遂者が用いる手段 自殺未遂集団の研究 自己破壊に与するものと反対するもの 自殺未遂の心理的社会的影響 自殺未遂の心理動態 第Ⅲ部 成否と係わりない自殺行為 自殺行為の動態心理学 予防対策と予防措置 訳者あとがき |