タイトル | 尊厳死とは何か |
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サブタイトル | |
著者 | 今本真里 |
出版社 | |
ISBN | |
出版年 | 1988/11/1 |
サイズ | 単行本 |
価格 | 非売品 円 |
概要 | 「安楽死」が自殺幇助であるとするならば、「安楽死」は罪であろうか。「日本安楽死協会」がなぜ「日本尊厳死協会」に改名したのか。一体「死」とは何なのか。「尊厳死」とは何なのか。私の「死」に対する疑問は大きく膨れ上がった。そして、この論文が生まれたと言っても過言ではない。私は、この論文を今は亡き、故太田典礼氏に捧げたいと思う。 |
目次 | 第1章 「死」という概念形成について 第1節 生物学的意味での「死」の定義 第2節 「脳死」規定の問題点 ハンス・ヨナス氏の警告) 第3節 存在論的立場からの「死」の定義 第4節 概念的な死と政策上の死の関連性 第2章 人間の尊厳性 第1節 功利主義的な「パーソン」論 第2節 生命の尊厳と価値の両立 第3章 「安楽死」とは何か 第1節 積極的安楽死と消極的安楽死の区別の重要性 第2節 状況倫理学から見た「安楽死」 第3節 「安楽死」の四つの形態 第4章 「安楽死」と「尊厳死」の関連性 第1節 消極的安楽死における「尊厳死」 第2節 任意的な安楽死における「尊厳死」 第3節 「安楽死」と「尊厳死」の差異 第4節 「尊厳死」の権利 第5章 「尊厳死」とは何か 第1節 「死を見守る」ということ 第2節 死の受容と「尊厳死」 第6章 バイオエシックスにおける「尊厳死」 あとがき |