2024年2月4日(日) 東京都江東区公開講演会
2月4日(木・祝)、東京都江東区文化センターにて、杉浦医院理事長 杉浦敏之医師(関東甲信越支部支部長)と中島病院院長 中島昌人医師(リビング・ウイル受容協力医師)による公開講演会が開催されました。
40代~90代の112名の方がご参加くださいました。医療従事者の皆様や非会員様のご参加も多く、リビング・ウイル、ACP(人生会議)についての知識や心づもりの理解が広まりました。アンケートから抜粋し、参加者の声をご紹介します。
【アンケート内容】
- 普段、お話を聞くことができない医師の立場からの心のこもったお話をうかがい、大変貴重な機会でした。メモをたくさん取らせていただき、これから考えていくべき多くのヒントをいだたきまして、ありがとうございました。ACPのPlanningが常に現在進行形であること、いつでも変更できることは、特に大切だし、忘れずにおきたいと思いました。「死」を率直に、日常に話し合える状態やきっかけづくりに、今後自分も関わっていけたらと思っています。(40代 会員)
- 初めて、尊厳死協会の活動を知りました。話し合うこと、コミュニケーションの重要性がよく理解できました。話し合うことはできている気がしますが、寄り添えているのか、いつも悩みます。自身のエンディングノートを作ってみようと思いました。(40代 非会員)
- ACP、リビング・ウイルの理解が深まりました。家族と人生会議していこうと思います。本日は、ありがとうございました。(50代 非会員)
- お二人の講演をうかがうことができ、心より感謝申し上げます。自分の人生にも終止符を打つ時のために信頼できる人にも相談しなくてはと思いました。様々な角度から、わかりやすい講演でとても有意義な時間でした。前列に座っていたご年配の方々が頷きながら聴講されていたのが印象的でした。貴重なお話、本当にありがとうございました。(50代 非会員)
- 笑い、感謝、大往生のコツ。向き合い、寄り添い、共に歩む、医師の先生のすてきな言葉。延命はしてもしなくても後悔。命の尽きる時が、その人の運命。(50代 会員)
- 初めて参加しました。地方在住で講演を聴く機会がこれまでなかったので、とても有意義でした。質問にも答えていただき、もう一歩踏み込んで人生会議しなければと思った次第です。ただ、現状では、自分の思い通りの最期を迎えるのは、なかなかハードルが高いなとの印象を受けました。少しでもこの現状を変えるべく活動を継続していただきたいです。(60代 会員)
- 杉浦先生の「リビングウイル作成にあたって相談する過程がACP」という説明が納得でした。中島先生の本音の悩みのお話も現実的なこととして再認識しました。単純な話ではなく、悩みはつきまとうと思いました。(70代 会員)
- この協会に入っていることを、まずは身内の息子や娘にキチンと知らせることの大切さ、どのように死を迎えたいかを知らせておくことの必要性を感じた。必ず死を迎え、避けて通れないからこそ、まだ元気なうちにしっかりと自分の意志を伝えておきたいと思った。
一つ一つに具体的な話で、よく理解できて納得できた。中島先生の話が体験者であるだけに説得力があった。(70代 会員) - 呼吸器を“つけない”つもりでいても、いざという時は、“つける”と気持ちが変わることもあるというのが考えさせられました。大往生のこつ、感謝と笑い、向き合い寄り添い・・等(マザーテレサ)、内容の濃いお話でした。(70代 会員)
- 事例を挿入してとてもわかりやすかった。先生が講演される文字がスクリーンに映し出されるので、目と耳で確認ができてよかった。人生会議、改めて大事だと感じた。(70代 会員)
- 改めて穏やかな死を迎えたいものだと思いました。無理には生かされたくない。苦痛のない死に方がのぞみ、希望です。(70代 会員)
- 人生会議スタートする年齢に近づいてきました。参考になりました。(70代 会員)
- 尊厳死協会に入って全ての延命措置はしなくてよいと思っていましたが、最終的には良い医師との出会いが結果的に恵まれないと希望はかなえられないと緩和ケアを一番に考えられることを希望するのみ。(80代 会員)
- 娘とACP的な話し合いをしてきたが、今回、更にもっとしっかりした話し合いをしなければという後押しになりました。ありがとうございました。(80代 会員)