2024年12月15日(日)千代田区公開講演会
12月15日(日)、東京都千代田区防災士研修センター九段下研修ルームにて、公立小松大学特任教授・富山大学名誉教授 盛永審一郎先生による公開講演会が開催されました。演題は「世界における安楽死の現状報告とその理論」でした。約90名の方が参加されました。アンケートから参加者の声をご紹介します。
【アンケート内容】
- まず、安楽死に関してあまり知識がなかったので、大変勉強になるお話でした。これまでは、認めている国、認めていない国という広い範囲で捉えていましたが、今回のお話を聴いて、それぞれの国、地域、人によって 文化的背景、宗教的背景、環境が異なって様々であることを知ることができました。(20代 非会員)
- 日本国内と海外の文化の違いというのが現在の法にも繋がっているのかと思います。安楽死と尊厳死の差や境界についても今後も注目したいと思いました。(20代 非会員)
- 今回先生のご講義を拝聴するのは3回目でしたが、とても分かりやすく説明していただいて、より学びが深まりました。どんな質問にも的を射て答えてくださり、とても興味深かったです。これからまた自身でも考えを深めてまいります。(40代 非会員)
- お話を伺うまでは、尊厳死が日本で進まないのは、法律・医療の問題なのかと思っていた。しかし、諸外国の動きをみると、個人の積極的な意思が日本人に見られないからだということが分かった。(40代 非会員)
- 安楽死・尊厳死について、こんなに深く濃い講義を受けられると思わず、とても勉強になりました。統合的の概念・・・難しかったですが、ゆっくり考えるべきものと、認識できました。各国の現状と歴史もそれぞれの成立の過程をふまえ、とても判りやすく理解が深まりました。日本での課題はまだまだありそうですが、正しい知識と倫理観を持って、議論がされることを願います。貴重なご講義をありがとうございました。(50代 会員)
- 初めて参加させていただきました。とても良い学びになりました。各国の文化、自律性による違いを感じました。ありがとうございました。(50代 会員)
- 各国尊厳死が認められている背景には、法律や報告がしっかりなされ、透明化に努めていることが分かった。成熟した文化基盤が必要だと思いました。(50代 非会員)
- 大変興味深く拝聴しました。盛永先生にはこれまでも随分お教えいただき、もろもろ学んでまいりました。今日もまた、数多くの課題を見出すことができました。ありがとうございました。(50代 非会員)
- なかなか聞くことができない内容でしたので、とても関心を持って聞くことができました。日本でも早く法整備されることを望みます。ありがとうございました。(60代 会員)
- 安楽死に関して言葉しか知らなかったので、とても勉強になりました。医師による投薬が当たり前と思っていたので、自分で薬を飲む方法があることにも驚きました。緩和ケアでも、とれない苦しみがあることにも驚きました。今日のお話しを聞いて、また一つ視点が広がりました。ありがとうございました。(60代 会員)
- 国民性や精神論、死生観(宗教論)だけでは解決できない問題が多く、とても考えさせられました。とてもためになる講演でした。いただいた資料を再読し、よく考えたいと思います。ありがとうございました。(60代 会員)
- とても勉強になりましたが、内容が濃くて、2時間では足りません。思っていた以上に安楽死法を施行している国/地域が多いのに驚きました。先生もおっしゃっていましたが、台湾・韓国と並んで家族主義の強い、個人の自律意識の弱い日本で可能性を考えると、悲観的にならざるを得ません。またこのような講演などの企画があれば、是非参加したいと思います。(60代、会員)
- とても詳しく世界の安楽死・尊厳死について話してくださり有難うございました。(70代会員)
- 良い講演、ありがとうございました。考えさせられることあり、悩みます。(70代 会員)
- 日本では世界でも有数の高齢化社会となっており、国の医療費やケアする方々の負担は相当大きなものになっています。老化に伴う身体や認知などの生理的機能の低下は不可逆であり、今後も医療を必要とする高齢者が増加していくことは避けることはできません。難しい問題は多々ありますが、盛永先生の講義を聞いて、日本でも安楽死法等の制度について検討する時期にあると思います。とても素晴らしい講演でした。ありがとうございました。(70代 会員)
- 安楽死に対する考え方について大変参考になりました。(70代 会員)
- 安楽死の問題は、国民性が影響すると思う。自分自身の問題とすると気持ちが揺れがちで、どこまで決断できるか。(80代 会員)
- ありがとうございました。オランダをはじめとして、各国の安楽死の取り組みと、現状についての理解ができました。日本では人の生・死についての考え自体、確立されていない。私自身、身近にせまっている問題として、考えていきたいと思いました。(80代 会員)
- 「大変難しい問題である」ことが理解できた。日本では、まだ時期的に早い感じである。(80代 会員)
- 「安楽死」とても重い問題と思いました。今の日本はどこに相談していいのかから始まり、「家庭医」とか相談できる医師がいてほしいと思った。(80代 会員)