死を、人は誰しも避けて通ることはできません。それが訪れるのはいつなのか、どんなかたちなのかを知ることはできないかもません。ただ、どのように死を迎えるかを考え、準備しておくかは、私たちにもできるのではないでしょうか。
厚生労働省も「人生会議」の愛称のもと「もしものときのために、あなたが望む医療やケアについて前もって考え、家族や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する」取り組み(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)の普及・啓発を進めています。
死期が迫ったときに、あらゆる手段を講じて生きたいという方が多くいらっしゃる一方、回復の見込みがないとなったら、いたずらに命を引き延ばすだけの過剰な治療・措置は不要だと考えられる方も多数いらっしゃるかと思います。