タイトル「生と死」21世紀宣言 part 8
サブタイトル「美しい死」のための医療と宗教の道しるべ
著者柳田邦男/高松哲雄
出版社青海社
ISBN9784910548005
出版年2021/04/22
サイズ46判(高さ 19cm)
価格1760 円
概要現代は、企業や個人の「ビジネス」「利益」「所得」といったキーワードで象徴される経済活動が過度に膨張して、人間の価値観までをも経済的豊かさになびかせるに至っている。このような中、21世紀高野山医療フォーラムが設立され、社会的な啓発事業を始めた。医療と宗教家が交流しつつ、それぞれの専門性を膨らみをもって生かす「癒しの文化」を創造する。そうした文化がこの国に根付くなら、一般の人々の死との付き合い方も、より内実の豊かなものになっていくだろう。(― 柳田邦男氏)
目次まえがき/髙松哲雄
1〈21世紀高野山医療フォーラムからみた「生と死」の現状と課題1〉科学技術文明における死生観/高木訷元
2〈21世紀高野山医療フォーラムからみた「生と死」の現状と課題2〉21世紀高野山医療フォーラム10年の総括―生と死の知を拓く/柳田邦男
3〈21世紀高野山医療フォーラムからみた「生と死」の現状と課題3〉死の臨床40年の歩みとスピリチュアルケアの課題/柏木哲夫
4〈21世紀高野山医療フォーラムからみた「生と死」の現状と課題4〉ポスト高野山医療フォーラムの課題/山折哲雄
5〈医療と宗教からの提言1〉死生学の進展から宗教者の役割を問う/島薗進
6〈医療と宗教からの提言2〉「死生観」を掴む ― 秘められた能力が開花するとき/田坂広志
7〈医療と宗教からの提言3〉企業人と宗教心/永田良一
8〈語らい〉高野山医療フォーラム10年を踏まえて、医療と宗教のあり方について提言したいこと
【座長】柳田邦男・山折哲雄
【シンポジスト】垣添忠生・静慈圓・南條輝志男・南野知惠子・柏木哲夫
おわりに ― 病苦からの解放のために/柳田邦男