2025年9月14日(日) 新潟市公開講演会

9月14日(日)、新潟ユニゾンプラザ 大研修室にて、2人の演者による公開講演会が開催されました。杉浦敏之医師の演題は「リビング・ウイルと人生会議」、岡崎史子医師の演題は「尊厳死と安楽死 ~海外の事情から考える~」で、55名の方がご参加くださいました。
アンケートから抜粋し、参加者の声をご紹介します。

【アンケート内容】

  • 人生会議が生の質を高める一つの手段なのだと知ることができたのは、一つの発見でした。リビング・ウイルという手段については、頭に残しておこうと思います。(10代 非会員)
  • 今まで延命を拒否するという考えが、あまり理解できませんでしたが、今回、考え方が変わりました。これからもっと詳しく知っていきたいです。(10代 不明)
  • 以前、医師の方にヒアリングを行った際に、「生きること」と「死ぬこと」は同義だという話を聞きました。研究でもこれを軸に研究していこうと思います。新しい気づきや発見があり、とても有意義だったと感じた。(20代 非会員)
  • 私は介護の仕事をしている立場から、初めて安楽死や尊厳死の歴史や海外との違いを知り、とても考えさせられました。日本では「家族と話し合うプロセス」を大切にしているという点が、自分の現場感覚とも重なり納得できました。これから利用者さんや家族と関わる中で、自分自身の考えも整理しておきたいと思いました。ありがとうございました。 (30代 非会員)
  • 安楽死・尊厳死について考えるとき、苦しみから解放することに焦点があたりがちで、どう死なせるかになってしまうが、どう生きるか、という点が大切なのだと思いました。ACP、家族会議という言葉は普及しつつあり重要だと考えているが、独身の方、身寄りのない方も増えており、患者さんの尊厳ある死を叶えるためのケアの難しさを感じている。リビング・ウイルやACPという考えが、もっと広まり、患者の意向だと表明できる方法が広まるといいと考えています。(30代 非会員)
  • 私自身、医療従事者(臨床工学技士)で、現在は大学教員をしています。まさしく、生命維持管理装置である、人工呼吸器、人工透析、ECMOを管理する立場でした。教育の現場からも、“リビング・ウイル”の考え、その人らしさ(生き方)を意識させるようにしたいと思います。とても勉強になりました。ありがとうございました。(40代 非会員)
  • 日本や海外でも死に対する考え、歴史の違いが印象的でした。家族間や自身でも死についてよく話したり、考えたりすることが大切だと思いました。(50代 非会員)
  • 講演ありがとうござました。ACPが広がって、家族や親しい人との話し合いの場、時間が持てるようになると良いと思いました。(50代 非会員)
  • “人生会議”、早速、家族と話し合いたいと思いました。今日がそのきっかけになりました。各国によって、法律や考えが違うのが、とても興味深かったです。(50代 非会員)
  • ACPの重要性を理解できた。私も医療現場で働いており、ACPについて学ぶ機会はあったが、実際に本人の意志を事前に確認できた事例はない。このような活動が徐々に広まり、医療現場にも反映されていくと良いなと思った。(50代 非会員)
  • 「人生会議」についてのお話が、わかりやすく理解することができました。子供たちは独立しているので、会った時には、延命治療はしないでとか、痛みだけはとる処置をして、ということだけは、常々話しています。一応は納得してくれていますが、最後の時が来たらわかりませんよね。私の考えは、変わらないつもりですが、ビデオに出てきたALS患者さんは、直前になって呼吸器をつけることに変更されました。そういうこともあるのですね。それも子たちに話しておきたいと思いました。(60代 非会員)
  • 質問時間を十分にとっていただき、漠然と抱いていた不安解消につながりました。(60代 会員)
  • 杉浦先生の講演を聴いて、自分が認知症になる前に家族とよく話をしておきたいと思いました。世界と日本の違いがよく分かりました。(60代 会員)
  • とてもわかりやすい講演会でした。多くの方が人生会議を通して、自分がどのように生きて死を迎えたいか考えられるといいと思いました。ありがとうございました。(60代 非会員)
  • 死を迎えるまで、いかによりよく生きるか、この言葉、解っていたので、本日の話で腑に落ちた感じです。(60代 非会員)
  • 協会の内容をよく理解しての入会でしたが、実際の講演を聞き、一層、入会してよかったと感じました。夫と二人いつも事あるごとに話し合っています。(60代 会員)
  • 出席者の9割程度が女性なので、驚きました。また、若い方の参加もあり、私が同世代の時には考えることもなかったテーマでしたので、感心しました。Q&Aは勉強になりました。(70代 会員)
  • 改めて平時に(健康なときに)自分の気持ち、希望を考えておくことの重要性を思った。それが自分と関わる人々のためにも意味のあることだと痛感しました。有意義な講演会をありがとうございました。(70代 会員)
  • 具体例について説明があり、理解が進んだ。(80代 会員)
  • これからの生き方に参考になりました。(80代 会員)