東北支部リレーエッセイ「LW(リビング・ウイル)のチカラ⑬」

尊厳死協会東北支部の公開講演会でのお手伝い。会場入り口での酒井道子先生


日本尊厳死協会東北支部への参加

日本尊厳死協会東北支部理事(山形県) 
酒井 道子

 私は1950年生まれで、今年73歳になります。
山形大学医学部麻酔科に29年ほど勤めました。農学部出身ですので医師ではありません。順天堂大学医学部中央機器分析室に4年ほど、勤めました。夫が山形出身で、夫の実家に来たのです。

 麻酔科の教授は一柳邦男先生で、日本尊厳死協会東北支部の役員をしておりました。山形で東北支部大会が開催されることになり、お手伝いをし、そのきっかけで私も尊厳死協会に入ることになりました。私の上司でもある加藤佳子医師がペインクリニックをしており、医療以外の事は何でも手伝わせていただきました。

 1999年10月に第3回日本尊厳死協会東北支部大会を山形で開催しました。2005年8月に第9回を山形市で、2011年9月に第15回を米沢市の伝国の杜で、2017年9月に第21回を山形市で開催しました。

 私は、この他にも山形のターミナルケアを考える会の事務局をしており、講演会等の事務手続きは充分心得ております。ふつうは遠目でしかお会いできない方々と直接にお話ができたりと、開催運営にはそれなりの楽しみもあります。
 山形のターミナルケアを考える会の初めての講演会でお呼びしたのが2001年5月の徳永進医師で、会場は「遊学館ホール」でした。ところが参加者は50人程で、会場の中はがらがら。私はこういう会の会場は、100人ほどでいっぱいになる大きさの会場がベターと認識しました。徳永先生は新たに開院する病院の設計図をご持参され、私たちに見せてくれました。よほど楽しみにしていたのでしょう。

 日本尊厳死協会での山形大会でお呼びした、長尾和宏医師の「ピンピンコロリ」のお話も初めて聞く内容でしたが、心に残るお話しでした。
 来年の2024年の山形大会では、ささえあい医療人権センターCOMLの理事長山口育子さんをお迎えします。
 初代の辻本好子さんも、2006年にきていただいております。
「賢い患者になりましょう。あなたがいのちの主人公」と題して話していただきました。
まだこれからも私でできることは続けていきたいと思っています。

「講演会の会場」のその場でお世話をする「ご入会の手続き」。簡単で、質問もできるとご好評です。
果物王国の山形県ではありますが、やはり、なんといっても「サクランボ」です。