在宅医療についての「出前講座」
令和2年10月20日(火)、福岡県水巻町中央公民館で出前講座「コロナ時代における看取りと意思決定の尊重について」が開催された。広い会場を使用し、参加者席は間隔を空けて配置。入場の際には検温を行い、マスクの着用、アルコール消毒などの感染症対策を行ったうえで実施した。参加者は水巻町民生委員、児童委員、水巻町職員、水巻町社会福祉協議会職員などで60人。
講師は末廣剛敏ふくおか会長(遠賀中間医師会病院統括副院長)で、在宅医療と介護、在宅看取りを主題にし、トピックスとして新型コロナウイルスやインフルエンザ、認知症に関する解説も。アドバンス・ケア・プランニング(ACP)やリビングウィル(LW)、尊厳死といったキーワードから、自己決定について考える盛りだくさんな内容となり、写真や動画を交えながらの分かりやすい講演に、熱心に聞き入る姿が多く見られた。講演後の質疑応答では、尊厳死と安楽死の違いについてなども。
医療や介護が必要になった場合にどこでどのように過ごすのか、残された時間を最期まで自分らしく生きるにはどうしたらいいのか、自分の望む最期の形について早い段階からじっくり時間をかけて考え、それを周りの大切な人達と共有することの大切さについて、今後も地域の方々に発信していきたい。
(ふくおか事務局長 副田大介)