藤川幸之助先生
オンライン市民公開講座の報告

 長崎県支部では、10月9日、「支える側が支えられるとき~認知症の母の命を看取って~」とのタイトルで、講師に詩人・児童文学作家の藤川幸之助先生をお迎えし、講演会を開催しました。藤川先生は、小学校教師を経て、認知症の母親の介護の経験をもとに、命や認知症を題材にした作品を作り続けておられ、その活動は「天声人語」や「NHKハートネットTV」など多くのメディアで取り上げられています。
オンライン開催であったため、北海道から沖縄まで全国各地からの申し込みがありました。講演会は、藤川先生の認知症の母の介護の実体験に沿って詩の朗読を交じえながらお話しいただき、講演後のアンケートでは「介護や看取り、生きることについて考える機会となった」「感動した」「涙が止まらなかった」等の感想を多くいただきました。また、0 ~ 10段階評価で8~10と回答した方が85.3%と高評価の結果となりました。参加総数は233名(ウェブ参加が225名。サテライト会場が8名)でした。

支部長 白髭 豊