おきなわ事務局からご挨拶
おきなわ会長 上間 一(うえま はじめ)
みなさん、こんにちは。
前おきなわ会長の源河より、平成27年よりおきなわ会長を引き継ぎました上間(うえま)と申します。がんの末期の苦痛症状を和らげる緩和ケアが専門で、多くの末期がんの方々の最期を看取らせていただきました。その経験から、患者さんを苦しめるような無理な延命処置をできるだけ行わない方が良いという考えを発信してきましたことから、前おきなわ会長より、引き継ぎをお願いされました。
患者さんを苦しめるような無理な延命処置が行われず、尊厳ある死が迎えられるようにするには、患者さん自身の死ぬ覚悟と同時に、身内の方や医療従事者が安らかに死なせてあげる覚悟が必要ということで、平成30年の沖縄県でのリビングウィル研究会では、誤解を受けるリスクを承知の上で、テーマを「死ぬ覚悟、死なせる覚悟」としました。
現在、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)が人生会議の愛称で、広く推進されていますが、本人と周囲の方が、本人の人生の意思決定をするには、死の問題は避けて通れません。したがって、リビングウィルはACPの中心と言う意見に私も賛成です。ここに、尊厳死協会の大切な役割があると思います。
九州支部・おきなわ 役員
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