私は、かねてより身内の長いがん闘病を知っていることもあり「ガンとは戦わず、短い寿命を受け入れる」という素人決意をしていました。
それは60代の現在も変わりません。昨年、乳がんに気付きました。
受診はしていません。
その決め手となったしこりは、一年目の今年は、ついに皮膚を突き破りました。
不戦敗を決め込んでいながら、まことに勝手なのですが、目下のとろは永久にふさがることのない傷口が、化膿などして《破傷風》になることを怖れています。
① 破傷風の予防接種。
② 表面傷口のみの化膿止め等の永続的手当て。
上記を、事情を汲んだ上で施していただけるような医療機関をお教え頂きたいのです。無作為に近隣の病院を受診すると、当然のことながら理由を訊かれ、抗がん剤や延命治療をすすめられてしまう流れを避けたいと思い相談させて頂きました。
がんとは闘わず短い寿命を受け入れるという決意は、揺るぎないものとお察しいたします。
ご希望は、傷口の手当てと破傷風の予防接種のための受診をお考えなのですね。
「受診時に理由を訊かれ、抗がん剤治療や延命治療をすすめられてしまう流れを避けたい」とのことですが、傷口をそのままにして置くことは、お考えのように得策ではないと考えます。
まずは、ご希望に沿う対応になるかは分かりませんが、尊厳死協会の受容協力医師で外科、緩和ケア対応しているクリニックを案内いたします。
受容医は、当協会の理念に賛同し、患者の想いを尊重し、患者に寄り添う医療やアドバイスを提供できると表明された医師です。受診し乳がんと診断されたとしても、あなたの揺るぎない気持ちに寄り添い苦痛を緩和してくれると思います。
身内の長いがん闘病を知り、今の状況を選択したようですが、医師は患者のよき理解者と捉えてみてはいかがでしょうか。
病気は一人で闘うのではなく、医師をはじめ看護師など信頼できる医療従事者や、周りの人々の協力を得ながら心身の安定を図ることも大切です。
また、医療機関以外では、患者さんが共に助け合い情報を交換している患者会や、気軽に訪れて安心して話せる場を提供する所もありますので参考にしてください。
がんを疑ったとき、診断されたときに役立つ情報
★乳がんに役立つ患者さん向け情報サイト
全国の乳がん患者会
https://www.j-posh.com/cancer/patient/
★がんを経験した人とその家族など、がんに影響を受けるすべての人が、戸惑い孤独な時、気軽に訪れて安心して話せる、また自分の力を取り戻せるサポートの場
認定NPO法人マギーズ東京
https://maggiestokyo.org/about