身体も心も弱くなって何をするにも億劫

「相談」

96歳になりましたが、最近は心身ともに疲れて何をするにも億劫です。
7年前から有料老人ホームに夫婦で入居していましたが、妻は2年前にホームで看取られ亡くなりました。

最近は、足がむくみやすくなり夜は冷えてよく眠れません。
肺と腹部に水が溜まっているとのことで利尿剤を出されていますが、飲んでも飲まなくても状態は変わらないので飲まないことが多いです。医師は飲んでほしそうに言いますが漢方薬の方が信頼できるので気がすすみません。

妻の最期は、認知症で寝たきりとなり、点滴のために手を抑制され側で見ている私も心身共に辛かったです。
私は、口から食べられなくなったら点滴などはしないで枯れるように死んでいきたいと願っています。ホームの職員は皆親切ですが願いは叶うでしょうか。

「回答」

最近は心身に疲れを感じているのですね。
年を重ねると心身の不調に抗うことはできませんが、折り合いをつけながら穏やかに日常生活を送ることは何よりも大切なことです。
「体を動かす」「人とのおしゃべり」そして「食べること」この3項目が満たされている高齢者は穏やかに過ごすことができると言われています。

困っていることに対しては、以下のことを試してみましょう。

  1. 足が冷えて眠れない時は、靴下を履き足首を暖かくする。
  2. 就寝時は足の下に枕やクッションなどを挟んで足を高くする。
  3. 足がむくむと歩きにくくなり、転倒の原因になります。
    椅子に座って足をブラブラ動かしたり、横になって足を上下する運動も試してみましょう。
  4. 気持ちを落ち込んでいる時こそ、周囲の方々とたわいのないおしゃべりをしてみましょう。傾聴ボランティアなどをお願いしてもよいと思います。
  5. おしゃべりは唾液を促進して口腔内を清潔にし、食欲を増す効果があります。
  6. 部屋に閉じこもらないで、食堂やサロンなどに出かけてみましょう。
  7. 薬については、医師とよく相談し納得の上で飲むことをお勧めします。

老人ホームで安心して過ごすために、訪問医やホームの職員、そしてご家族の方々と、LWと私の希望表明書を参考にしながら話し合う機会を設けてもらいましょう。
口から食べられなくなったら点滴は希望しない、お薬は飲みたくない、疲れてなにもするにも億劫など、今のご自分の気持ちを有りのままに伝えてみましょう。
あなたをサポートする方々と情報を共有し、理解してもらうことが大切です。

豆知識
「傾聴ボランティア」
人と話す機会の少ない方の話し相手になったり、孤独感や悩みを抱える方に寄り添う活動です。
主に孤独になりがちな病院や施設利用者、独居世帯の高齢者のほか、子育て中の方、障害のある方、周りに悩みを打ち明けられない子どもなどが傾聴ボランティアの対象となります。
地域包括支援センターや各市町村の社会福祉協議会などにお問合せください。

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