在宅診療の探し方

在宅診療の探し方から利用までの手続きの流れ

訪問してくれる医師はどのようにして探すとよいでしょうか。
  1. 現在かかつている病院の医師や看護師に希望を伝えて相談。
  2. ケアマネジャー、市町村の包括支援センターや老人福祉課。
  3. 利用を検討している近くの医療機関へ直接受診して相談。
  4. インターネットなどで検索。
  5. 協会のホームページで在宅診療を行っている受容協力医師を検索、または医療相談に問い合わせ。
利用までの手続きなどはどのようになっていますか。

訪問診療の手続きから訪問開始までは以下の流れになります。納得できたら始めましょう。


受診前に在宅診療を希望する所へ電話などで面談日時を確認。
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面談は一人ではなく、できれば信頼できる人と一緒に。
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希望する診療方針に合っているか、かかる費用や緊急時の対応についても確認。
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納得できたら利用申し込み手続き。
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必要な書類を確認 「診療情報提供書」「医療保険証」「介護保険証」など。
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訪問開始は、お互いに希望日を伝えて日時を調整。
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医師や看護師が決まった日時に定期的に自宅を訪問し診療開始。

費用はどのくらいかかりますか。

★医療保険が使えます。 
負担割合は通院の時と大きく変わりませんが、個々の収入や年齢、訪問回数、病状により異なります。自己負担分は1~3割程度です。
薬が出た場合の薬代、介護保険の利用は別料金になります。
月の負担額が一定額を超えた場合には、申請により負担金が戻る「高額療養費制度」も利用することができます。

★介護保険も併せて使うことができます。
市町村の福祉課や地域の包括支援センターに介護申請をして認定を受けましょう。
介護度に応じて費用負担が決まります。

豆知識

自宅でいつもと同じように日常生活を送ることは、気持ちが安定して生活の質(QOL)も維持できます。
地域によって違いはありますが、緊急通報システムや食事サービスなど高齢者が安心して自宅で暮らすための支援サービスを設けています。
不安なことは一人で抱え込まないで、元気なうちに地域の相談室などで、気楽に相談して情報を集めておくことをお勧めします。

全国の地域包括支援センター一覧
https://i.ansinkaigo.jp/shokai/home-care/support-center
一般社団法人 全国在宅療養支援医協会
http://zaitakuiryo.or.jp/honnkai/index.html

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