気持ちの落ち込みは一人で抱え込まないことが大切

相談

79歳の女性です。最近、気持ちが沈んだり落ち込んだりすることが多くなりました。 友人に相談しても「年をとればよくあること」と言われてしまいます。午前中 は家事などで忙しく過ごせるため気が紛れますが、午後 2 時から 3 時頃になる と、これからのことや施設に入れるのかといった不安が次々と浮かび、気持ちが沈んでしまいます。このような気持ちの落ち込みに対して、どのように 対処すればよいでしょうか。

回答

高齢になると、体力や環境の変化、将来への不安などから気持ちが沈みやすくなることは少なくありません。特に、午前中は忙しく過ごせても、午後になって時間に余裕ができると、不安や心配事が浮かびやすくなることがあります。 

これは決して特別なことではなく、多くの高齢者が経験する自然な心の動きです。
自分を追い込まない事です。
対処法としては、
⚫︎「不安になるのは自然なこと」と受け止める
⚫︎不安を無理に消そうとせず、自分は今不安を感じているのだと認める
⚫︎落ち込みやすい午後の時間帯に、あらかじめ軽い予定を入れておく
⚫︎散歩に出る、買い物に行く、誰かに電話をする、音楽を聴く
⚫︎お茶の時間を楽しむなど
小さなことでも構いません。
気持ちが外に向く時間を作ることが、考え込みすぎるのを防ぎます。

これからのことや施設のことが不安であれば、地域包括支援センターやお年寄り相談室などで、地域の高齢者サービスや介護保険制度について具体的な情報を得たり、施設を見学したりすると安心につながります。
漠然とした不安は心を重くしますが、情報を得ることで見通しが立ち、気持ちが整理されていきます。

それでも、気分の落ち込みが長く続き、「何も楽しく感じられない」「眠れない」「食欲がない」などの症状が続く場合は、うつ状態の可能性もあります。
その際は、ためらわず医療機関を受診することが大切です。

高齢期のうつ症状は、適切な早期治療で改善することが多くあります。
年を重ねる中で不安を感じるのは、これからの生活を大切に考えている証でもあります。落ち込む日があっても人生が失敗したわけではなく、年を重ねたからこそ心が疲れる日もあります。
弱さではなく、年を重ねて失うものが増えた人ほど自然にわいてくる気持ちです。
一人で抱え込まず、周囲や専門機関の力を借りながら、少しずつ心が軽くなる方法を見つけていくことが大切です。

豆知識

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https://www.hokeniryo1.metro.tokyo.lg.jp/kokonavi/selfcare.html
(東京都保健医療局 ここナビ)

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