2ヶ月前に、胸から背中にかけてピリピリ、ズキズキとした痛みがありましたが様子を見ていました。しばらくしてから、痒みのある赤い発疹ができたので皮膚科を受診し帯状疱疹と診断されました。点滴と抗ウイルス薬を服用し、10日程で発疹はほとんど治りましたが、痛みが胸からわき腹に続き、よく眠れなくなりました。ペインクリニックを紹介され、神経ブロックを3回しましたが全く効果がありません。帯状疱疹後後遺症と言われ、治るのに時間がかかると言われました。以前、会報で、がん以外の痛みに対しても、医療用麻薬であるモルヒネを使用して緩和ケアを行っている医師を紹介した記事を読みました。私も試してみたいと思いますが、依存性や中毒性が怖くて主治医に伝えられません。 84歳 女性
- 帯状疱疹は水ぼうそうと同じウイルスと聞きましたが、私は子どもの頃に罹っています。
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帯状疱疹は、子どもの頃の水ぼうそうウイルスが、体内の神経節に潜伏しています。その後、加齢やストレス、過労などが原因となってウイルスに対する免疫力が低下して再活性化して発症します。一般的には、発疹が出てから2〜3週間ほどで発疹が治るとともに痛みも軽くなり治っていきます。
- 痛みで夜も何度も目が覚めて、疲れが取れません。
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帯状疱疹の後に強い痛みで眠れないということはつらいことですね。
発症時の痛みは炎症によるものですが、皮膚症状が治っても痛みが続く場合があり、帯状疱疹後後遺症といい神経の損傷によるものです。ピリピリ、スキズキするような痛みの他に、感覚が鈍くなる、触れるだけで痛みを感じるなど、症状や程度は人により異なります。神経の損傷が回復するまでには、症状の改善に時間を要し、数ヶ月から数年以上続くこともあり、睡眠や日常生活への影響を訴える方も多いです。
- 神経ブロックをしても痛みが取れません
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治療は抗ウイルス薬のほかに、炎症や痛みを抑える消炎鎮痛薬や、激しい痛みのある場合は神経に直接痛みを抑える薬剤を注射する「神経ブロック」を行うこともあります。帯状疱疹後神経痛に対して、神経ブロックを3回しても痛みが続く時は、医療用麻薬(モルヒネなどのオピオイド)を使うことは珍しいことではありません。
- モルヒネは依存性や中毒性が心配です。
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モルヒネ(医療用麻薬)は、医師の管理のもとで慎重に治療されますので、ご心配の依存性や中毒性の心配はありません。
- 主治医にどのように伝えるとよいでしょうか
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痛みは本人にしかわからないもので、つらさを理解してもらいたくても、なかなか伝わりにくいものです。
だからこそ、患者さんと医師がお互いの思いを理解し、相談しながら治療を進めていくことが大切です。お互いに協力することで、よりよい治療につながっていきます。
「神経ブロックを3回受けても痛みが改善せず、夜も眠れません。医療用麻薬が痛みに効果があると聞きました。私も試してみたいと思っているのですが、どうでしょうか」と、率直に医師に伝えてみてはいかがでしょうか。
- 痛みを少しでも和らげる、自分にできる方法はありますか。
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体を休めることが大切です。
充分な栄養を取りながら、のんびりと休むことが大切です。
●心身を休める●バランスよい充分な栄養●痛むところを温める(温湿布 カイロなど)●入浴やシャワーなどです。 - 帯状疱疹のワクチンが定期接種になったと聞きました。罹っても接種した方がよいでしょうか。
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帯状疱疹にかかったことがある方も、再発予防のためにワクチン接種が推奨されています。 免疫力が低下すると再発する可能性があるためです
- 84歳ですが、定期接種の対象になりますか。
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来年85歳になりますので対象となります。
帯状疱疹の予防にはワクチン接種が有効です。帯状疱疹を発症する人が多くなる50歳以上を対象としており、ワクチン接種により水痘・帯状疱疹ウイルスへの抵抗力を高め、病気の発症や後遺症(帯状疱疹後神経痛)を予防します。
2025年度から2029年度までの5年間の経過措置として、その年度内に70、75、80、85、90、95が対象となります。
帯状疱疹ワクチンには生ワクチン、不活化ワクチンの2種類があり、いずれか1種類を接種します。各ワクチンは、接種回数や接種方法、接種スケジュール、接種条件、効果とその持続期間、副反応などの特徴が異なっています。医師と相談の上、接種するワクチンをご検討ください

