受容協力医師へのかかり方

尊厳死協会の趣旨に賛同し、尊厳ある生と死を尊重してくれる受容協力医師は2000名を超える医師が登録しています。会員からの信頼は厚く、かかりつけ医にしたいと望む人が多くいます。

【相談事例】
  • 病気の回復の見込みは難しいと言われている。これ以上の治療は望んでいないので家に帰りたい。在宅診療をしている受容医を案内して欲しい。
  • 母は総合病院で腎臓病のフォロー中だが人工透析を拒否している。透析をしないと呼吸が苦しく耐えられないと聞く。入院せず家で看取りたいが麻薬などで緩和ケアをしてくれる受容医を知りたい。
  • 乳がんが見つかり進行が速いと言われた。一人暮らしだが自宅で受容医に看取ってもらうことは可能か。
  • 長年側弯症でペインクリニックの治療を続けていたが上手くいかずやめた。高齢なので痛み止めを使って痛みを楽にしてもらえる受容医を近くで探している。

受容協力医師に対する望みは様々ですが、高齢になればなるほどリビング・ウイルを尊重してくれる医師との出合いを期待し、穏やかな人生の最終段階を託したいとの想いがあるように伺えます。
受容協力医師は、大学病院や総合病院などの勤務医やクリニック、診療所、そして介護施設など多岐に渡る場で医療を提供しています。協会のホームページ「リビング・ウイル受容協力医師」でお近くの受容医を探すことができます。

 (インターネット検索が難しい場合は、電話や郵送でもご案内いたしますので、お気軽にお問い合わせください。)

受容医を受診する時の留意点
  1. 事前に電話で診療時間等を確認してから受診しましょう。
  2. 大学病院や総合病院などの勤務医を希望するときは、医師の診療日時、予約の有無等などを電話で確認してから受診しましょう。
  3. 受診時は、会員証や希望表明書を提示して望む医療を伝えることで理解が深まります。
  4. 本人が受診できない場合は、家族や関係者が相談できますのでお問い合わせしてみてください。
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