悔い残るコロナ禍の看取り、無念!

遺族アンケート

87歳夫/看取った人・妻/愛知県/2023年回答

7/26午後、足の不調のため救急車で病院に。MRIと CTの検査の結果、脳に少し異常があるとのことで、入院して再検査し、歩けるようにリハビリに励んでいたとのことでした。

コロナで逢うことができず、毎週のTELで様子を聞き安心していました。

8/17にTELで様子を聞いたところ、元気にリハビリしているとのことで安心していました。しかし、18日午後、病院からTELがあって、退院のお話かと思ったら「延命どうされますか」と言われ……突然のことで(生前主人とは延命はしないと約束していたんですが)びっくりし「それほど主人は悪いんですか」と聞きなおしたんです。

すぐに返事はできなくて、3日後にまた聞かれ「延命すると必ず元気になる保証は?」と聞いてもいい返事ではなかったので、本人が自然に逝けるならと延命はしないでおこくことにしました。悪くなったのが8/18、亡くなったのが23日朝(6時46分)、わずか5日間で旅立ってしまいました。

最後の23日朝、病院にかけつけた時は心臓の機器だけが気になって、他の点滴をつけていたか今でも思い出すことができません。
7/26の入院の時「リハビリ頑張って早く家に帰ってきてね」と言った言葉が最後になり、もっと逢わせてくれていたら言葉が交わせたのにと、それだけを悔やんでいます。主人も残念だったと思います。でも、安らかに旅立ってくれたことが良かったです。長い文でごめんなさい。

協会からのコメント

2022年~2024年、コロナ禍の影響で、面会できないまま旅立たれた方々の投稿が続いています。リハビリをして退院すると思っていたのにかなわなかった無念さが伝わってきます。

たとえコロナ禍であったとしても、終末期には特例を認める病院や介護施設が多くなることを願いたいと思います。ご冥福をお祈りしています。くれぐれもご自愛ください。