「苦しみから少しでも楽にしてあげたい。」それが私の使命でした。
遺族アンケート
手術後回復した時、看護師さんのアドバイスにより夫婦で入会しました。助かる可能性がなくなった時、延命治療はなく、苦のない死を迎えたい事が本人も家族も望みでした。最後の苦しみから少しでも楽にしてあげることを医師に伝えるのが私の使命。そして医師に伝えました。苦しみ時間は少なく幸福な最期でした。4人の最期の看護に当たりましたが、痛み苦しみは快方に向かわない本人には拷問でしかないと思います。苦しんでいた身内を、日々看護しながら、「どうかご先祖様、早くこの苦しみから救って天国へ導いて下さい」と痛むところをさすり続け、何もしてあげられない私も苦しみました。尊厳死協会には、よりいっそう本人・家族の意思が第一に伝わるようご尽力ください。実父(肺がん80才死亡)は一年位痛み強し、実母(94才、動脈瘤で多量出血)は輸血断って1日位で安らかに死、義父(64才肺炎)、義母(84才肝臓がん)は死ぬ直前まで肝臓の痛み強し、主人(80才)は死の3か月以前より痛み苦しみ安楽死望んだが、安楽死がかなう外国へも行けず、どんなに苦しんだか。今は本当に痛みのない世界へ行けて良かったね。お疲れ様。本人や家族の意思が法律で命を決められるよう、世論に働きかけて日本で認められるようご尽力ください。私も入会しています。
乱筆乱文お許しください。
協会からのコメント
お身内を(実父を肺癌で、義母を肝臓癌で、さらに実母、義父)痛み苦しむ最期の辛い看取りの看護を体験された方ならではの切実な、リビング・ウイルの法的効力・尊厳死法の成立を希望される投稿に心打たれます。尊厳死協会に入会した上でリビング・ウイル表明を「医師に伝えるのが私の使命」とまで覚悟されたのですね。そしてご主人を幸福な最期へと達成された奥様の体験を寄稿していただきありがとうございます。この声を大切にして協会から社会への還元を果たして参ります。
これからも応援よろしくお願いします