命を閉じることは、本当に大変

遺族アンケート

78歳夫/看取った人・妻/茨城県/2025年回答

リビング・ウイルについての社会の理解は進んでいると感じました。痛み止めの使用など、痛みを和らげるための対応も、注意深く行われているようでした。しかし、痛みは取り除けても、苦しさは残るのではないかと思いました。実際に、主人がひどくつらそうな時間がかなりあったからです。その姿を見て、「もう少し積極的に、死をむかえられるようにしてもよいのではないか」と感じました。

先生方もカナダの例注)などはご存じでしたが、「今の日本では、どうしても苦しみは残る」といったお話でした。

命を閉じることは、本当に大変なことだと感じました。

協会からのコメント

「命を閉じることは、本当に大変」というお言葉に、看取りの現場でご家族が直面する生々しい現実が凝縮されています。痛み止めを使用しても取り切れない「苦しさ」を目の当たりにし、「もう少し積極的に、死を迎えられるようにしても…」と葛藤されたお気持ち、痛いほど伝わってまいります。日本の終末期医療が抱える課題を浮き彫りにする、大変貴重で考えさせられるご意見をお寄せいただき、感謝申し上げます。

編集部注)
カナダの例が、投稿では先生方が知るどの事例を指しているのかは、原文からは特定できませんが、文脈から、医師の支援を受けて死を迎えることが法律で認められているカナダの制度を指していると思われます。