透析中止の意思を伝えた夫

遺族アンケート

76歳夫/看取った人・妻/東京都/2025年回答

2021年、夫は腎臓がんにより右腎臓を摘出し、透析を開始しました。

2024年5月から、夫は両足の壊疽注)(えそ)による感染症で、発熱や食欲不振、貧血、激しい足の痛みに苦しむようになりました。体力的にも透析を続けることが厳しくなったのか、夫は訪問診療医師に自ら透析中止の意思を伝えました。

医師には私たちが尊厳死協会の会員であることを伝えておりました。先生には、夫の意思を尊重してくださり感謝しております。

協会からのコメント

透析中止という命に関わる重い決断を、ご自身で担当医に伝えられたご主人。激しい痛みや体力の限界のなかで、ご自身の意思を貫かれたお姿に深く敬意を表します。そのご主人の強いお気持ちをしっかりと受け止め、尊重してくださった訪問診療医師との出会いは、ご本人にとっても、支える奥様にとっても大きな救いとなりましたね。心からのご冥福をお祈り致します。

編集部注)
壊疽とは、体の組織(皮膚や筋肉、臓器など)が血流を失って死に(壊死)、そこに細菌が感染して腐敗した状態のことです。