遺族ケアの情報をもっと知りたい

遺族アンケート

ホスピスの紹介など情報を知りたかったです。
遺された家族のケアをする会などはあるのですか?
担当医は適切に優しく接してくれました。ありがたかったです。

協会からのコメント

「遺された家族のケアをする会はあるのですか?」とのご質問ですね。ご遺族へのケアのことを「グリーフケア」とも言います。

尊厳死協会の支部活動の中で、特に「ご遺族の心のケア」としての「グリーフケア」と称した企画は今のところまだありません。ただ、各支部で定期的な語り会いの場を持つサロン活動に、看取りの経験をもつ方の参加があり、自然に「遺族ケア」のセルフヘルプケア(=同じ体験を持つ者同士の自助グループによるケア)になっているな、と思います。

最近は特に「ご遺族の心のケア」の必要を感じたホスピスや医療関係施設・訪問看護ステーション、看護大学関係、NPO団体、各地のお寺の法話会等で「遺族会」や「グリーフケアサロン」「デス・カフェ」等の名目で独自の集まりをしているところがあります。  

まず、担当医師にご自分の気持ちをお話しになり「グリーフケア」の集まりがないか聞いてみましょう。もしかしたら関係する心のケアネットワークをもっておられるかもしれません。次に「グリーフケア」「ホスピス」「遺族の心のケア」等をキーワードにネット検索してみましょう。その中から行きやすい場所、ご自分の直感で行ってみたいなと感じたところへ試しに出かけてみましょう。1回か2回参加してみて、しっくりいかなかったら、また違うところをトライしてみていいのです。

 ただ「尊厳死を希望した人の看取りを体験したご遺族」は、まだまだ少数派。もし親戚縁者、近所付き合い、友人知人の中でも受け容れられていない哀しみがおありでしたら、あなた自身が尊厳死協会の支部活動として「遺族のケア・セルフヘルプグループ」をつくることを提案してみるのもひとつです。

 早速「小さな灯ロジェクト」としても、お役に立てるご案内の仕方の検討を重ねてみます。

皆様からのご意見、ご希望もお寄せください。