母の優しさ、強さを実感

遺族アンケート

84歳母/看取った人・嫁/静岡県/2021年回答

母は普段から「病気になっても延命治療はしなくて良いのよ」と言っていました。病気がわかって入院した時には、すでに治療が難しい状態となっていたので、そこはとても潔い決断でした。治療の難しさを知った家族も、母の決断を受け入れるのに時間はかかりませんでした。でも、とても苦い選択でした。入院して1か月という短い最期でしたが、母の優しさ、強さを実感しました。お世話になりました。

協会からのコメント

「終活」という言葉が抵抗なく語られるようになりました。

2023年4月7日のNHKの番組で、日本総合研究所が「終活」について聞いたアンケートの結果を紹介していました。「自分の病気や要介護、死亡時に、周囲の人が手続きできるように備えたいか」という問いには9割以上の人が賛同しています。ところが、備えるのは「もう少し先でいいと思う」という人が44,1%でした。80歳以上の高齢者でも、3割以上の方々が「まだもう少し先でいいと思う」とのこと。

しかし、この「看取りのエピソード」からも、リビング・ウイルを家族や周りの人に伝えるのは、元気で病気をしていない時から始めると良い、ということがよくわかります。病状が悪く治療困難と判断された時にこそ「意思を尊重できた」という思いが、後に感謝の気持ちになっていくのだと思います。多くの人々に知ってほしいリビング・ウイル効果のポイントです。

※参考 NHK NEWSWEB
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230407/k10014031281000.html