認知症になる前に意思を聞いていたので迷うことはありませんでした

遺族アンケート

88歳父/看取った人・娘/長崎県/2022年回答

父は、入会した時から家族に伝えておりました。軽度の認知症にも7年前からなり、その前に意志を聞いておりましたので、迷うことなく延命はいたしませんでした。幸いに末期のがんでも痛みはなく、痛み止めも服用することなく天命を全うしました。コロナ禍の中、入院したら会えなくなると思い、自宅での看護を選択し、看取ることができました。ホスピスの先生や看護師、訪問看護師の方も毎日のように来てくださりとても心強かったです。

私自身も希少がんにかかり、大きな手術をいたしました。今のところ再発はありませんが、最期のことを考えて、リビング・ウイルにももうしばらくしたら入会を検討しています。

自分のためにも家族のためにも、意志をはっきりさせておくことは必要だと思います。尊厳死協会の存在をありがたく思います。

協会からのコメント

高齢になってからのがんの末期は、さほどの痛みもなく、むしろ恵みであるかのような自然な天寿を全うできることを、多くの医療者たちが経験しています。その医療者たちの経験が活きた、見守る看取りができるためにも、「意思をはっきりさせておくことは必要」なのです。このような「看取りのエピソード」が数多く寄せられるようになり、リビング・ウイルの考え方が浸透し、次世代に引き継がれ広がっていきますように。ご冥福をお祈りしております。