95歳の親と70歳の娘。看取るほうにもパワーがいります。

遺族アンケート

昨年9月に10日間入院(苦しい検査は医師に「否」と私から伝えたので、正確な病名は不明、腎臓の数値が改善したので退院)、5年暮らしたホーム(有料老人H.)に戻りました。その後急激に体力低下し、寝たきり、失明(もともと末期の緑内障)、聴力90%失い、コミュニケーションをとるのが大変になり、床ずれも少し出来痛がって、「死にたい」とくりかえしていました。が、「ご飯はまだですか?」と大声でさけび、人の心と体は裏腹の反応をする…と感心しました。最後に母が私に声をかけてくれたのは2月頃にホームに行った時(この頃、新型コロナウイルス騒ぎがはじまり、なるべく面会しないようにホームからお願いされていました)、寒い外からきた私が手を握ったら「冷たいオテテ!」と温めてくれましたが、多分ヘルパーさんと思っていたでしょう。Dr.とケアマネさんと話しあい、毎時3Lの酸素をマスクに流す程度にしました。最後はゼリー食も食しなくなり終えました。点滴は、針を母が自分で抜いたのでその後は中止してもらいました。おだやかに、お気に入りの若いお兄さんや、親切な年長女子のスタッフ等皆に送られて、死んだ当日中に本人の卒業した大学に献体されました。
来年10月に帰ってきたら、「おわかれの会」を致します。
あらかじめ母自身が自分の戸籍等のデータを集めておいてくれたので、死亡届がスムーズに出せて助かりました。一人娘の私が元気なうちに亡くなってくれたので、母の思うとおりに死後のことができました。親が95歳近いと娘も70歳で、送る方もなかなかパワーがいります。長生きが大変!しかも家族の付き合いが希薄だと…

協会からのコメント

お母様は、認知のレベルが下がっても、視力・聴力が衰えて意思の疎通ができなくなっても、娘さんに負担がかからないように沢山の決断と、準備をされていたことがわかります。91歳のお母様のこれまでの人生、そして、リビング・ウイルへの向き合い方、協会への登録。その生き方姿勢から娘さんへの愛が感じられます。さすがです。 
とはいえ、どんなに準備された見事な生き方、自己責任を果たされる方々の中でも、娘さんの立場の本音の『看取るほうにもエネルギーが要る』はとても大事なご指摘です。ほんとうにそうですね。「家族や地域の付き合いが希薄だと・・・。」全くです。これも、ご一緒に考えて参りましょう。