育ての親だった祖母との尊い時間
【遺族アンケート】
89歳祖母/看取った人・孫/神奈川県/2023年回答
父子家庭で、祖母に赤ちゃんの頃から育ててもらい生きてきた私にとって、祖母はまさに母同然でした。2年前、転倒が原因の脳内出血により歩けなくなってしまい、看護師常駐の施設に入りました。コロナ禍でも毎週会えるところを、と探して決めた場所でしたので、毎週車イスでお散歩してお話ししたり、本当に尊い時間を過ごせました。何度も危ない時がありましたが、リビング・ウイルのおかげで、おばあちゃんを無駄に苦しめることなく、最後まで心穏やかに思い出をつくれたと思っています。祖母はもちろん、私たち家族にとってもありがたいことでした。昔から私の寿命をおばあちゃんに分けられたら良いのに、と思うほど大好きなおばあちゃんの思いを尊重できたこと、感謝しております。
【協会からのコメント】
大好きなおばあさまとの穏やかな時間を過ごせたことは、リビング・ウイルが尊重されたからこそと思います。悲しみの中にも思い出を大切に充足感にあふれる最期をご紹介いただきありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。