病院を選んだのは、私への気遣いだったのでは・・。

遺族アンケート

2001年11月、狭心症と診断された後は、リュウマチ、膀胱炎と続き、2010年1月に間質性肺炎、と病名が告げられ、完治は望みなしと聞きました。2012年8月に尊厳死協会に入会申し込み。2017年5月から自宅酸素療法を受けながらの日常でした。その間、本人の体調が非常に悪く、1週間程度の入退院を繰り返しましたが、最後は2018年11月に入院し、2019年1月に永眠しました。尊厳死協会からの出版物、また、機関誌など拝見し、ふたりで最終の看取り方など話し合いました。『さいごまで診てくれるお医者さん』を参考に医院を受診して、「その時はお願いします」とお願いをしておりましたが、夫は、自分の体調の厳しさとともに私への負担を心配して入院を選んだのではないか・・・と思われてなりません、今、私の一人暮らしの中で、自分の最後をどうするか?施設?ホスピス?自分の体が動くうちは自分一人の生活を希望していますが、その後は・・・思いは揺れ迷っています。今後ともよろしくご指導くださいませ。ありがとうございました。

協会からのコメント

ご夫妻でリビング・ウイルを語り合いながら、長い在宅療養生活をほんとうに良く寄り添い、なし遂げられましたね。でも病院での最期になったことを、ご主人の奥様への心配と遠慮だったのではと、そして、果たして自分はどうしようかと『思い揺れ迷う』お気持ちが良く伝わります。尊厳死協会では会員・非会員を問わず、皆様との語り合いの場を各支部ごとに随時開催しております。是非、お近くの支部にお問い合わせください。揺れや迷いを共に語り合い、つながり、より良い対応策をご一緒に見つけていきましょう。(残念ながら現在コロナ感染予防対策及び警戒発令のために全国各地とも語り合いのサロンの開催が休止しています。一日も早い再会を期待しております。開催日はHPでご案内していますので、おりおりにご確認ください。)