突然の入院から短い期間での決断
遺族アンケート
83歳夫/看取った人・妻/山梨県/2024年回答
医師には、家族の気持ちを汲み取っていただけました。
本人は生前、折に触れて家族に「もしもの時は医師にカードを提示してほしい」と言葉にしてくれていました。そのため、故人の意志を尊重しましたが、突然の入院から1週間という短期間での決断だったため、理解はしていたはずでしたが、現実は言葉にできないほど重いものでした。お世話になりました。
協会からのコメント
入院から1週間という短い中で決断を下す場面があったと思われます。その時リビング・ウイルが尊重されたのでしょう。
「家族の気持ちを汲み取っていただけました」という表現に、良き医師との出会いであったことが伝わる「看取りのエピソード」です。
ご家族はこれで良かったのか? これで良いのか? と気持ちは揺れ動くものです。担当直入に明確な言葉で説明することは、特に私たち日本人は苦手な方が多いもの。だからこそ“汲み取ってくださる”というコミュニケーションのありがたさと大切さを訴求したいと思います。ご冥福をお祈りいたします。

