家族に同じ思いをさせたくない
遺族アンケート
94歳義母/看取った人・長男の妻/東京都/2025年回答
今回亡くなった義母が、30年以上前に実母を看取ったとき、実母は尊厳死協会にも入会しておらず、本人も意識がなかったため、尊厳死の希望を医師に了解してもらうまでに大変だった経験があったため、義母本人はその後すぐ尊厳死協会の会員になったそうです。
時代も変わり、義母本人も高齢でしたので、あえて会員証を提示する必要もなく、過度な延命措置はせずにという本人の意思を病院側は尊重してくださったと家族は思っております。
協会からのコメント
ご自身の実母様の時のつらい経験から、「家族に同じ思いをさせたくない」と、すぐに尊厳死協会に入会されたお義母様の先見の明とご家族を思いやるお心に胸が打たれます。
尊厳死協会は創立50周年になります。30年以上前は医療業界も尊厳死という言葉を耳にすることすらなかったように思います。そのような中で、尊厳死の希望を医師に理解してもらうのは本当に大変だったと思います。厚生労働省が進めるACP(アドバンス・ケア・プランニング)がこの10年ほどで医療者に周知されてきたように、尊厳死も同様に周知されてほしいものです。
過度な延命措置を控える考え方が医療現場でも少しずつ浸透してきた背景には、お義母様のような方々の長年の意思表示の積み重ねがあってのことと改めて感じさせられます。
お義母様が穏やかな最期を迎えられたこと、本当によかったです。ご冥福を心よりお祈りします。

