母は幸せな旅立ちだったと思います……私はつらく寂しいのですが

遺族アンケート

95歳義母/看取った人・嫁/北海道

母にとってはお守りのようなものでした。私に預け安心して暮らしていました。昨年6月より酸素を使う生活となりましたが、本人の意思・願い通り、自宅で訪問診療を受けながら、最後を迎えることができました。リビング・ウイルカードがあったおかげで、いろいろなことがスムーズに進みました。最後の2か月ほどはとても苦しかったと思いますが、母のお願い通り自宅で最期を迎え、旅立つことができ、私はつらく寂しいのですが、義母は幸せだったと思います。

協会からのコメント

リビング・ウイルを託せる人に出会えたことが、お義母様の一番の幸せだったと思います。リビング・ウイルは、自分の意思を尊重してくれると思える人であれば親族でも友人でもいいのですが、お義母様はお嫁さんをとても信頼しておられたのですね。
お義母様を看取られてつらく寂しい気持ちになるというのは、深い愛を感じていた人を亡くした誰もが感じる当たり前の感情です。この哀しみの感情をグリーフといいます。
「義母は幸せだった」と言えることは、ご遺族にとって何よりの慰めであり癒しになると思います。お義母様を思い出しながらゆっくりご自分を褒めて、良い看取りを果たされたことをご自身の自信につなげてください。心からの尊敬をこめて、共にお義母さまのご冥福をお祈りしております。