延命治療の線引きがわかりませんでした

遺族アンケート

97歳母/看取った人・子ども/東京都/2021年回答

延命治療はいらない、しないと理解していましたが、もう危ないと医師から伝えられた際、延命治療の線引きがわかりませんでした。酸素吸入、輸血等、苦しくないようにとモルヒネ(これは延命治療ではないと思いました)。自力で治せない場合、すべての医療行為が延命のためではないかと少し考えてしまいました。本人にとってはとても有益な協会でした。

協会からのコメント

「延命治療の線引きが分からない」とは、多くのご家族から聞く言葉です。けれど「苦しくないように」という希望は言えますね。それで良いのだと思いましょう。その時こそ、医師に委ねられる「まるごとの信頼関係」を日ごろから育て合いたいものです。まさしくそれが「回復はしないけれど苦しい思いをせず、穏やかに最期を迎える」時に必要なことなのだと思いましょう。

医療の知識がなくても、見送る人への「愛」があれば、苦しまないようにと願うでしょう。何はダメ、何ならいいと厳しく線引きする必要はなく、「苦しまない」ように臨機応変に対処していいと思います。

「看取り」は一つとして同じものはないことを受け容れていきましょう。一人一人違っていいのだと(顧客中心・オーダーメイド医療)、むしろ比較や標準化しなくて良い領域として、医療ケア職たちと共に選択していくプロセスなのだと理解してみましょう。