亡くなる1分前まで元気だったのに

遺族アンケート

71歳妻/看取った人・夫/静岡県/2021年回答

本当に急逝でした。直前(1分前)まで元気でした。その日(2/28)日曜日で天気も良く、二人で朝から出かけ、浜松の自宅から静岡の三保の松原までドライブし、美しい富士山をバックに記念撮影したり、清水港の海鮮の昼食も美味しく食べてご機嫌で夕刻帰宅。大河ドラマも一緒に見て11時過ぎに寝室に。

妻は本を読みながらいつも寝ます。この日も11:30になったので「もう寝ようよ」と言って灯りを消してお互い「おやすみ」と言って寝る体勢に入って1分後、隣のベッドで大きな深呼吸? をした妻に、ちょっと変だと感じて「オイ、大丈夫か? どうかした?」と声をかけるも反応なし。おかしいなと思い「どうした?」と灯りをつけて妻を見たらぐったりしている。あわててゆり動かして「オイ、しっかりしろ‼」と叫んでも反応なし!! すぐに救急車を呼び、医療センターに行くも意識戻らず「ご臨終です」と宣言受けたのが日が改まった3/1の0:37でした。その後、死因を調べるためにCTを撮ってくれて病名の説明がありました。私が「しっかりせよ‼」と叫んだ時にはすでに死んでいたとわかりました。救急隊もその時点で「息もしてないし鼓動もない」と言っていました。私は動転していましたが、記憶は確かです。

こんな死に方でしたから「尊厳死」といえるか否かわかりませんが、少なくとも非尊厳ではありません。きっと妻はこの世での役割をすべて終えて昇天したのだと信じたいです。私が先に逝くのだと100%思っていたので、これは何故なんだ‼ と神様に真剣に問いましたが返事はありません。妻は2人の子を産み育ててくれ、長女も長男も順調に生活してそれぞれ孫ももうけてくれました。私が一人残されるとは思ってもいませんでしたが、いまだ生かされている以上、死ぬまで元気で(妻と同様に)少しでも世のため人のために役立つことをしたいと思います。一人となりましたが、協会にはもちろん会員として継続させてください。乱文乱筆にてごめんなさい。すべてに感謝。

協会からのコメント

まさに突然死! このようなことがあり得るのだと「小さな灯台」だからこそお伝えできることだと思います。よくぞ投稿してくださいました。予期せぬことに驚き信じられないお気持ちの中で、いつ何が起きるかわからないこと、根拠の見つけようもない理不尽なこと、もって行き場のないお気持ち、だからこそ「小さな灯台」に記録として残しておきましょう。多くの皆様に参考にしていただきましょう。

奥様はきっと楽しい思い出をいっぱい詰めて遠い世界に旅立たれたと思います。