「婦人公論」掲載・2023年7月号〜

『婦人公論』2023年7月号
1.タイトル
後悔のない最期のために自分の意思をいつ、誰に、どう伝える?
2.サマリー
(1)リビング・ウイル作成の適齢期は……できるだけ早いうちから準備を始めるのが理想だが、何歳からでも遅いことはない
(2)自分の希望を託せる人と話し合う
①一度ではなく折をみて何度か自分の最期の希望を話す
②「小さな灯台」の存在もあわせて伝えると理解が深まる
③リビング・ウイルを作成したら代託者を探す
3.コラム 
第2回 「リビング・ウイル」受容協力医師とは

 『婦人公論』2023年8月号
1.タイトル
「リビング・ウイル」を夫婦で作成した理由
2.サマリー
女優・高橋惠子さんが、よりよい最期を迎えるために、夫婦で日本尊厳死協会の会員となった経緯を語る
(1)40代の経験から「尊厳死」を望むように
(2)リビング・ウイルを知りすぐに夫婦で話し合い
〈高橋惠子さんの理想の最期の迎え方〉
窓辺に目をやれば、木々が四季折々を通じて移ろうさまが見え、野鳥が鳴き-そんななか、静かに、自然に、朽ちるように生を全うできれば、これほど幸せなことはありません

『婦人公論』2023年9月号
1.タイトル
多様な看取りの体験を知ることがあなたの支えに
2.サマリー
配偶者の看取りを経験された2人の女性の体験談と協会からのコメントを紹介
(1)事前の準備により穏やかに最期を迎えられたケース
(2)リビング・ウイルを作成していたものの最後の決断時に本人も家族も揺れたケース
3.コラム
第3回「私の希望表明書」とは

『婦人公論』2023年10月号
1.タイトル
多様な看取りの体験を知ることがあなたの支えに-親の場合
2.サマリー
親の看取りを経験された2人の女性の体験談と協会からのコメントを紹介
(1)「最期まで自宅で」という母親の意思を尊重し、101歳で見送った女性のケース
(2)「リビング・ウイル」をがあっても家族として何が延命措置で何が緩和ケアなのか戸惑ったケース
3.コラム
第4 回「キーパーソン」って何?

『婦人公論』2023年11月号
1.タイトル
生前の意思を貫けず……家族が後悔しない看取りとは
2.サマリー
思い通りの看取りができなかった後悔の看取りの体験を紹介
(1)母親の意思を尊重する決断がつかなかった女性のケース
(2)病院が夫の意思を受け容れず、無念の思いをしたケース
3.コラム
第5回 延命措置とは

『婦人公論』2023年12月号
1.タイトル
母と友人の最期の姿から私は「リビング・ウイル」を選択した
2.サマリー
作家であり、絵本の専門店「クレヨンハウス」主宰の落合恵子さんの体験を紹介
(1)2人の友人の最期の望みを実現できなかったこと、母親の胃ろうが本人が望んだことだったのかわからない後ろめたさから、リビング・ウイルを書くという選択をした
(2)リビング・ウイルがあることで、人生の最終段階を思い煩うことなく、今を生きることに邁進できる

『婦人公論』2024年1月号
1.タイトル
在宅診療医がアドバイスする「悔いのない最期」のための準備
2.内容
尊厳死協会理事であり、数多くの「看取り」にかかわってきた光岡聰医師が体験をもとにアドバイス
(1)家族にとっても、医師にとっても、よい看取りの経験はその後の人生の価値観さえ変える大きなギフトになる
(2)65歳を目安に自分の「希望」を書き残すことで、いい旅立ちを迎えられるのではないか

『婦人公論』2024年2月号
1.タイトル
訪問看護師が現場で実感する「リビング・ウイル」を残す意義
2.サマリー
(1)「小さな灯台プロジェクト」のブレインである三上綾子氏が、リビング・ウイルを書面で残す意義を、実際の医療現場で起きた事例を交えて説明
(2)リビング・ウイルが書面で表示されていたら、医師も心理的な負担なく治療をストップでき、緩和ケアに移行できる
(3)家族が葛藤を抱え続けたり、身内の関係がぎくしゃくする結果になるのをさけることにつながる

『婦人公論』2024年3月号
1.タイトル
まだまだ知りたい「リビング・ウイル」みなさんの疑問に答えます
2.サマリー(Q&A形式)
(1)尊厳死とはどのような死ですか?
(2)リビング・ウイルがあっても、救急車で運ばれた際、希望が通らないのではないかと心配です
(3)本人の意識がなく、家族の意見が一致しない場合、どうなりますか?
(4)装着した人工呼吸器などの延命措置を途中でやめることは可能でしょうか?
(5)尊厳死協会に入会するには、いくらくらいかかるのですか?

婦人公論』2024年4月号
1.タイトル
「延命はしないで」私がリビング・ウイルを書く理由(前篇)
2.内容(秋野暢子さんと北村義浩理事長の対談記事)
(1)秋野さんがリビング・ウイルを書くきっかけは、尊厳死協会に入り、自分の意思を表明されたお母様を見習ってとのこと
(2)60歳(還暦)という人生の折り返し地点で尊厳死協会に入会
「娘のために」という気持ちと「自分自身の最後は自分で決めたい」という思いからリビング・ウイルを書いて娘にも伝えた

婦人公論』2024年5月号
1.タイトル
「延命はしないで」私がリビング・ウイルを書く理由(後篇)
2.サマリー(秋野暢子さんと北村義浩理事長の対談記事)
秋野さんは、自身が病気になったことや、友人のお父様が延命治療をしたために10年以上意識がないまま機械につながれて100歳を迎えられた例を知り、リビング・ウイルの重要性を再認識。もっと多くの人にリビング・ウイルの意義を知ってもらいたいと語る

婦人公論』2024年6月号
1.タイトル「生活の質」と「よき最期」どちらも大切です
2.サマリー
地域医療に携わる弓野大医師(医療法人社団ゆみの理事長)がQOD(死の質)について考える意味を説く
(1)人生の最終段階を迎える時期において①苦しまない ②家族や友人との絆を強める ③意識をできるだけ保つ ④自分の人生を完結させたいという意識をもつ という4点が満たされていることが大切
(2)残りの人生をどう生き、どんな最期を迎えたいかを考えることが、QODを向上させるのだと思う