リビング・ウイルをなかなか伝えられず
遺族アンケート
94歳父/看取った人・娘/北海道/2024年回答
救急搬送されて救命処置が行われていたうえ、新型コロナによる面会制限等もあり、医師や看護師と十分に意思疎通ができませんでした。最終段階でのIC(インフォームド・コンセント)注)の際に、リビング・ウイルを伝えることができました。最後まで本人は意識があったので、もう少し早く病院側に伝えられれば良かったのかもしれないと考えます。お世話になりました。ありがとうございました。
編集部注)
インフォームド・コンセント=患者が医師から十分な説明を受けたうえで、治療や検査などに同意することです。手術や重要な医療行為の前に必ず行われます。
協会からのコメント
コロナの影響で、医療者に十分に本人の意思を伝えることができなかった思いが感じられます。コロナ禍でまだまだ制限を設けている施設も多くあります。リビング・ウイルをいつ、どのように伝えるか、そのタイミングを見はからうのは、どなたにとっても、実は困難な課題です。
【情報BOX】リビング・ウイルカード提示のタイミングについてをぜひご参照ください。