余命宣告後自宅へ
遺族アンケート
85歳母/看取った人・息子/兵庫県/2024年回答
2022年6月 高血糖により救急車で病院へ搬送。その後転院。膵臓が悪化し自己免疫性膵炎の診断。退院後、糖尿病になったためインスリン投与開始。
2023年9月 膵臓がんの診断あり。転移しており抗がん剤治療開始。12月までは、京都で歌舞伎や大阪で第九を観賞するなど元気にしていた。
2023年12月29日 トイレに行くが立てず死にそうな顔。訪問看護師に相談し、救急車で緊急入院。がんから出血していたため貧血。入院後がんからの出血が止まる。毎日見舞い、面談不可の日も、とにかく行った。しかしながら再度出血後、命はないと言われる。
2024年1月12日 ソーシャルワーカー、訪問看護師、ケアマネジャー、病院担当医、担当看護師とミーティング。本人が「最後は自宅で息子、孫のそばで死にたい」とのリビング・ウイルのコピー配布、容体も安定していたことから退院決定。
2024年1月15日 退院(訪問介護が万全の体制でサポート、外来の医師が訪問)。退院後1週間ぐらいは元気だったが再度容体悪化。
2024年1月28日 自宅で死去(息子2人、孫が一緒)。
貴会のおかげで本人の希望をかなえることができました。ありがとうございました。
協会からのコメント
病状の変化と在宅看取りへの詳しい経過をご紹介いただきました。
ご本人のリビング・ウイルを伝え、意志を実現される努力がうかがえる「看取りのエピソード」としてご紹介します。
ご家族の皆様のご健康と安寧をお祈りいたします。