亡くなる当日もミルクティーを飲んで「おいしい」と

遺族アンケート

88歳母/看取った人・息子/千葉県/2024年回答

●令和6年1月15日に入院。医師との会話や食事などは正常でしたが、長谷川式の認知テストでは中等度の認知症の点数でした。このような時、10年前くらいから尊厳死協会に入会し、普段から話し合ってきたので迷いはなく良かったです。

●担当の先生から「おなかにチューブを入れる手術をして、そこから胆汁を出すような方法もあるが、リビング・ウイルもあるしどうしますか」と聞いてくださいました。手術をしても、認知症のため、忘れて自分でチューブを抜くかもしれない、また、すい臓がんの影響で十二指腸が1か月半くらいでつまるかもしれないなどあり、手術はお断りしました。この時、少し迷いましたが、リビング・ウイルを考えて判断できました。

●結果的に亡くなる前日まで、アイスやメロン、プリンなどの差し入れを食べることができました。当日は非常に苦しんでいましたが、意識はあってミルクティーをおいしいと言って飲んでくれました。おかげさまでいい人生の最期だったと思います。

協会からのコメント

「手術はしない」という選択の決断をした「看取りのエピソード」です。

その時のご家族の判断の拠り所は、尊厳死協会へ入会していることや、普段からの話し合いでした。リビング・ウイルの実際が多くの人の参考になります。

お好きなものを最後まで口にでき、良い時間が過ごせたのではないでしょうか。ご冥福をお祈りいたします。