在宅看取りがつないだ7年の対話
遺族アンケート
103歳母/看取った人・息子/東京都/2024年回答
母は尊厳死協会の会員であり、リビング・ウイルカードによって自らの意思表示をしていました。
7年間の訪問診療の中で、母本人をはじめ、兄妹、医師、看護師、ケアマネジャーなど関係者との会話を重ね、互いに十分理解し合うことができました。そのため、終末期においても特に混乱することなく、関係者間の意思疎通にリビング・ウイルカードが役立ったと感じています。
最期に呼吸が止まるまでの数時間を、親子兄妹そろって感謝の気持ちで見守ることができました。
旅立つ時の母の瞳は、本当に澄んでおりました。
協会からのコメント
「7年間の訪問診療」ということは、ご家族が「在宅看取り」を決心され、施設入所や療養型病院への入院はしないという決断をされたということです。90代後半から訪問診療を受けるために、ケアマネジャー・医師・看護師・ヘルパーさんの利用の方法など、実際は紆余曲折がさまざまあったと思います。しかし、ご本人のリビング・ウイルに対する意思が明確であったことが、ご家族と多職種スタッフとの意思疎通や連携がしっかりとれた成功例になったのだと思います。
「旅立つ時の母の瞳は、本当に澄んでおりました」とのこと。看取られたご本人だけでなく、ご家族、関わられた多職種のケアスタッフの皆さんが幸せを感じられる言葉です。看取りは哀しいことだけれど、この言葉で救われる思いがします。
ご冥福を心からお祈りしております。

