突然の旅立ち、それでも叶った母の願い
98歳母/看取った人・娘/奈良県/2024年回答
1年半の間、母を自宅で訪問医に来ていただいて介護しておりました。訪問のたびにリビング・ウイルのことを話し、訪問医も理解しているようでした。あいにく母はレスパイト注)で入院した3日目に亡くなりましたので、病院の医師との接触はあまりなかったです。
2日目までは電話で話もできており、突然の連絡で死亡を知ったので経過はよくわからないのですが、入院時に本人の意思を伝えていたため希望どおりにしていただいたようです。
急なことで驚きましたが、本人は満足してくれただろうと思えるので、尊厳死協会に入会しておいてくれてよかったと思っています。ありがとうございました。
協会からのコメント
ご家族がお母様の意思を丁寧に医療者へ伝え、その意思が尊重されたことは、とても大きな意味のあることだったと思います。
また、「尊厳死協会に入会しておいてよかった」と感じていただけたことは、私たちにとって何より励みになるお言葉です。
在宅介護を続ける中で、レスパイト入院を利用されたことも、ご家族がお母様を支え続けるための大切な選択だったのではないでしょうか。近年では、療養型病院をはじめ、レスパイト入院を積極的に受け入れる医療機関も増えており、ご家族の介護負担の軽減に役立つ制度として広がっています。
お母様がご自身の希望に沿ったかたちで最期を迎えられ、ご家族がそのお気持ちを受け止めることができたことを、私たちも大変うれしく思います。心よりご冥福をお祈りいたします。
編集部注)
レスパイト(Respite)とは、「休息」「息抜き」を意味する言葉です。介護や医療の現場では、家族など介護者の心身の負担を軽減し、安心して介護を続けられるよう、一時的に本人を医療機関や施設で受け入れる支援(レスパイトケア・レスパイト入院など)を指します。
レスパイトについて詳しくは以下のページをご覧ください。
国立長寿医療研究センター(日本の高齢者医療のナショナルセンターによる解説です。)

